概要
・ワークショップ概要
・板金塗装とは?
・可能性の見つけ方
・まとめ
突然ですが、あなたのその得意分野、持ってる技術って使えるのその仕事だけですか?
一つの技術に一つの事業だけ?もったいな!
その専門力の可能性広げませんか?
ワークショップ概要
そんなわけで、
アドガレージ様×HONKI Universityで板金塗装ワークショップを開催しました。
アドガレージとは、
伊倉板金塗装工業の伊倉社長が代表取締を務める、板金塗装業界の経営改善のノウハウを同業者に提供している会社です。
伊倉板金塗装工業とは、
東京都目黒区下目黒で自動車の鈑金塗装修理業を営む会社です。
「安心・満足を超えたサプライズの創出」を掲げ、板金塗装を単なる技術者集団ではなく「サービス業」と捉え、常にお客様の立場に立ったサービスを提供しているとっても素敵な会社です。
ワークショップは
伊倉板金の社員の方4名、滝口ボデーショップの滝口将史さんとHONKI Universityを中心とした学生8名で行いました。 滝口ボデーショップ
学生と大人の混合のチームを作り、板金塗装技術を生かした新事業を考案し、それを各チームプレゼンし、伊倉社長が一番良いと思ったグループが優勝です。
それぞれのチームでは、色んなアイデアが出ました!
- 身近に板金塗装を感じてもらうためにアクセサリーを作れるキットの開発
- 板金塗装のスクール開設
- 家の中の好きな部分をカスタマイズで塗装、それを家族がプロと一緒に体験
- 廃車になった愛車のボディの一部を写真立て等に再利用し、思い出の品に
- 家具を作る、大きな家具の解体
どうやってこのような面白いアイデアが出てきたのでしょうか。
板金塗装って?
ちょっとまって、板金塗装って何?
業界の方には失礼ですが、私もつい最近までこの言葉聞いたことがなく全く知りませんでした。
簡単にいうと、板金と塗装という2つの工程で車を元通りに復元する仕事です。
板金….鉄板パネルの叩き出し・引き出し(ぶつけてへこんだボディを叩いたり引っ張ったりすること)
塗装….下地処理、スプレー塗装、研磨(ポリッシュ)
だから何?
つまり、ものすごく高い技術が必要ということです。
納車する車を見ると一番わかりやすいのですが、どこをぶつけたのか全く分かりません。そのくらい元通りになるんです。
だから結局何?
1、職人技術の高さ
2、業界の難しさ
1、職人技術の高さ
非常に高いです。
2、業界の難しさ
非常に高い技術力を持ちながらも、この業界に決して追い風が吹いているわけではありません。
・若者を中心とした車離れ
昔の日本とは時代が変わっていて、誰もが車を持つことに憧れなくなっています。これは単純に車を持つ人の数が減ることを意味しています。
・自動車のハイテク化
めざましい技術の高度化に伴って自動車業界でもどんどん新しい性能が備わる自動車が作られています。自動運転技術や事故防止センサー機能など、板金業界にとって危機的状況です。・
気づきましたか?
これって、板金塗装業界に限った話ではないってこと。
高い技術力を持っているがマーケットが縮小している(または将来縮小する可能性が高い)もの、そんな仕事は他にもありますよね?
たとえ市場が安定していたとしても生かせるものは生かした方が絶対良いですよね?
じゃあどうしますか?
可能性の見つけ方
そこで今回やったワークショップの方法を紹介します。
・ディスカッションメンバー
・曼荼羅シートの活用
・ペイオフマトリクス
ポイントは、業界外の人を交えてディスカッションをしたことです。今回の場合は、大学生という全く業界内の人ではないメンバーですよね。
伊倉社長もおっしゃっていましたが、なかなか業界で働いていると新しい事業や新しい視点を持つことが難しいようです。逆に鈑金についてほとんど知識のない学生のような外からの視点を加えることで、意外にも現場の人が考えなかった可能性に気づくことが出来るのです。
マインドマップと似たような思考法の一つです。
人生目標や行動計画立案、事業計画、学習、商品開発など多くのものに応用することが出来ます。
これは日本ハムの大谷翔平選手が高校時代に使っていたことでも有名です。
このシートの真ん中の枠に一番達成したいことを書いて、その周りの8つの枠に、それを達成するために必要な要素・課題を書いていきます。
その8つの要素を外側の枠の真ん中に持っていきます。再び、今度はそれを達成するために必要な要素を枠に埋めていきます。
詳しい説明と具体例はこちらをチェックして実際にやってみて下さい。
その8つの要素を外側の枠の真ん中に持っていきます。再び、今度はそれを達成するために必要な要素を枠に埋めていきます。
詳しい説明と具体例はこちらをチェックして実際にやってみて下さい。
このシートの良い点は、最初の目標が漠然としたものでも、どんどん具体化して実践できるレベルまで持っていくことが出来るという点です。
例えば
経営者であれば、自社の維持・発展
社員であれば、自己の成長
といった抽象的なものでも、それに必要な要素を書きだすことで明確になっていきます。
周りの枠が8つあるので強制的に枠を埋める必要があり、ここがポイントでもあります。とにかく埋めてください。
また、具体的な行動が見えることでスケジュール張に落とし込めるレベルまで持っていくことが可能です。そんなわけで、マンダラ手帳というものも発売されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
・ペイオフマトリクス
マンダラシートでアイデアや課題を発見したら、色んなものが出てきたと思います。あれもやりたいこれもやりたいと。そこで、出てきたものの中から何を基準に選んでいくかについての方法を紹介します。
ペイオフマトリクスでは、縦軸に「成果(インパクト)」、横軸に「難易度(手間)」をとります。ここに複数の案をマッピングします。
当然、難易度が低くて効果の高いものから手をつけていくのがいいですよね。
丁寧に説明してくれているので、詳しく知りたいかたは是非こちらもチェック!
今回のワークショップでも、優勝チームを決める基準は、難易度が低く成果の高いものを企画したチームでした。
まとめ
さぁ、さっそく始めましょ!
あなたのその専門性には無限の可能性が!
要はやり方次第!そして是非周りの専門外の人も巻き込んで!
そうすればあなたが嫌でもその知識や技術、業界についてアウトプットする必要が出てきます。自分の仕事や得意なことへの理解が深まります。
要はやり方次第!そして是非周りの専門外の人も巻き込んで!
そうすればあなたが嫌でもその知識や技術、業界についてアウトプットする必要が出てきます。自分の仕事や得意なことへの理解が深まります。
ないものを求めるより、既に持っている力を生かして出来ることはもっとあるはず!
企業側に沢山のメリットがあるように書きましたが、知らないことをその道のプロから聞ける学生にとっても同じようにまたはそれ以上にメリットを感じました。
HONKI Universityはワクワクを大切にしています!今回のワークショップもとってもワクワクしました。
炎丸さん!おいしいお酒とご飯をありがとうございます! |
木村
< HONKIなスポンサー様>
< 個人スポンサー>
永尾 三奈様
HONKIな新規スポンサー・サプライヤー様大募集!
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